こんにちは。化学物質過敏症が治った人、ヤナです。
化学物質過敏症の診断書を出してもらうことに何か意味はあるの?
診断書があったってなにも症状が変わるわけじゃないでしょ?
と思っていた私。
実際に病院に行って診断書を出してもらうと、意見が変わりました。化学物質過敏症の診断書があると、何かと便利です。紙ペラ一枚なのに威力あり。
どんなこと、どんな時に使えるかをまとめます。
※ちなみに私ヤナが出してもらった診断書は、残念ながら化学物質過敏症ではなくシックハウスの診断書です。
保育園の申請に使える
化学物質過敏症の診断書は、保育園の入園申請をする時に使えます。私が化学物質過敏症の診断書を書いてもらおうとしたのはこのためでした。
化学物質過敏症だと、思うように動けず、子供の相手もままなりません。
イベントには行けない。公園にも行きにくい。そもそも動く気力が出ない。
室内でできる遊びや工作も、かなり制限されます。
大事な幼児期を引きこもりにつき合わせるわけにはいきません。保育園に行ってもらった方が子供のためだと考えました。
保育園の入園申請には、就労証明や病気の診断書が必要です。いわゆる「保活」ですね。
私のシックハウスの診断書でも、市役所ではちゃんと病気と判断されました。保育園の申請はできました。
障害年金の請求に使える
化学物質過敏症がひどければ、障害年金の受給対象になることがあります。
障害年金申請の際に最も重要になるのが診断書。
年金の審査機関は、障害がどんな感じなのかを、診断書の内容で判断するそうです。
障害年金の申請には「受診状況等証明書」も必要になります。
初診日、つまり「障害の診断または因果関係のある傷病の診察を最初に受けた日」を確定させないといけません。
化学物質過敏症で障害年金を申請する詳しいやり方は、社労士さんに相談するのがおすすめ。支援サイトのリンクを貼っておきます。
NPO法人 障害年金支援ネットワーク
人に説明しやすくなる
化学物質過敏症の診断書があると、人に説明した時にわかってもらいやすくなります。
「化学的な臭いに敏感で、すぐ寝込んじゃうんだよ」→「ふーん」
でも、医者に診断されるレベルのものである、とわかると、人の見方は変わるもの。
「化学物質過敏症でお医者さんから診断書出てるんだ」→「へー、大変なんだね!」
お医者さんの権威はどんどん借りるべし。説明をする気力が温存できます。
心の支えになる
化学物質過敏症の診断書があると、自分の心の支えになります。
人に説明しやすくなるのと似てます。
自分の体質レベルの話だと、人に何か言われた時に落ち込みやすいです。
でも、病気として確定されれば、れっきとした病人です。障害年金がもらえるレベルのことです。
全然嬉しくないけど、きちんと病人としての立ち位置が確保できるのは嬉しいですよね。
まとめ
化学物質過敏症の診断書は下記のことに使えます。
・保育園の申請
・障害年金の申請
・人に説明しやすくなる
・心の支えになる
化学物質過敏症の診断書がぺらっとあるだけで、かなりの威力を発揮します。
別に無くてもどうということはないんですが、診断書があると思った以上に便利ですよ。